こどもの気になること その6
・どもりと遺伝
世界的な吃音研究者であったヴェソデル・ジョソソン博士は、このような研究結果から、どもりは遺伝ではなく伝統の問題だと述べています。
例えば父親が子どものころどもりの経験を持っていたとしましょう。
そのため多くの労苦をなめたならば、だれでも自分の子どもには、もう二度とどもりを経験させたくないと考えるのはしぜんの情でしょう。
子どものことばがどもり気味だと心配し、必要以上に不安な環境を作りやすいことになり、どもりだす可能性を増大するわけです。
そこで「どもり」に対する正しい知識とその扱い方に通じているならば、逆にどもりの体験者ほど、どもりの予防に必要な条件を作ることができます。
どもりを防ぐ大切な環境は子どもの未熟な話し方、とくにリズムの乱れたことばに干渉しないことです。